プラセンタ注射について|プラセンタの基礎知識

プラセンタ注射について

プラセンタ注射

私はアトピーなので、治療を目的として、プラセンタ注射を打っています。今は週に1A(アンペア)です。数年前にも、3ヶ月以上打ったことがあり、アトピーが随分改善されました。

それからはずっと打っていなかったのですが、去年の春先からまた悪化してきたので、注射をすることにしました。今はまだ2ヶ月なので、実感出来るほどの効果は現れていません。効果が現れる期間は人それぞれで、私の場合は3ヶ月以上打ち続けないと効果を感じませんが、数回で効果を実感する人もいるようです。ここでは、そんな私が調べたことについていろいろ書いていきます。

種類

注射の場合、ヒト胎盤エキス(人の胎盤から抽出したエキスを成分としたもの)しか認められていません。薬事法の承認を受けているのは、(株)日本生物製剤が発売している「ラエンネック」とメルスモン製薬(株)が発売している「メルスモン」の2種類です。「ラエンネック」は、肝臓の治療薬として使われており、「メルスモン」は更年期障害の治療薬として使われています。

製造過程の違いとしては、「ラエンネック」は3タイプ滅菌処理をして、高圧滅菌処理をするなど厳格な分析を経て作られており、「メルスモン」は酸を利用して加水分解効果と高熱を利用して滅菌を行っているそうです。

美容目的は保険適用外

注射の場合、健康保険が認められているのは、肝臓病、更年期障害、乳汁不全症の三つで、それ以外の目的で打ってもらう場合は、保険がきかず、自由診療となります。

保険がきく場合は、実際の医療費の2~3割程度の負担で済みますが、自由診療となると、全額自己負担となってしまいます。治療費自体、その病院で独自に決めることが出来るため、同じ注射を打つにしても、病院によって料金は様々なのです。

ちなみに私は皮膚科で打ってもらっており、1Aで1050円。2Aだと1680円です。高いところでは、1A3000円~5000円取られる病院もあるようです。

注意点

プラセンタを打つ上で、注意点があります。プラセンタの注射をすると献血が出来ません。病院でプラセンタ注射を打ってもらう前に、その旨書かれた同意書にサインをさせられます。

厚生労働省の発表で、平成18年10月10日から、ヒト由来プラセンタ製剤を注射した人は、安全性が確認されるまで当分の間は献血が出来ないということになりました。というのは、vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)※1に感染する恐れがないとは理論上否定が出来ないためらしいです。

2003年に英国においてvCJD患者の献血血液から二次的にvCJDが発生した可能性のある事例が報告されたため、感染リスクを少なくするための処置のようです。

ですが、今までに、プラセンタの注射に関連したvCJDの発生は報告されていません。vCJD自体、解明されていないことが多いらしく、科学的にも、発症前の検査方法がないようなので、予防的対応ということですね。

注射薬で使用するプラセンタは「正常分娩で生まれた健康人」の胎盤を原料としていますし、高温加熱処理や高圧蒸気滅菌処理などの熱処理を繰り返し行いますから、ウイルスや細菌などは不活化されますし、製品の品質・安全性は充分に確立されています。

臓器提供も原則としては控えるようにとのことですが、提供を受ける側が意思を明らかにしている場合は出来るそうです。献血はダメで、臓器提供はいいというのも不思議ですけどね。

献血が出来ないと聞かされて、「子供がいたらしないかもしれないけど、私には子供いないからいいか。」って考えたんですが、そもそも今は、親族の間での輸血は禁止されてるらしいのです。なので、もし私に子供がいたとしても、プラセンタ注射を打っているとか打っていないとか関係なく、子供に自分の血をあげることなど出来ないわけです。これは結構知らない人、多いんじゃないでしょうか。

なぜ親子間の輸血がダメなのか。それは、移植片対宿主病(GVHD)が起きるからだそうです。GVHDとは、臓器移植に伴う合併症の一つで、移植片に含まれるリンパ球が、患者の体そのものを敵とみなして攻撃する免疫反応のことらしいです。拒絶反応とは違います。その逆ですね。これによって死に至る割合が高いらしく、親族間での献血は出来ないようになったのです。

ということで、「子供に輸血できないから」と考える必要はないということですね。とは言っても、今後もvCJDに100%感染しないとは言い切れないので、そこは自分でよーく考え、いろいろと調べて注射するかどうかを決める必要があります。私もかなり調べてから注射打ちました。注射する前には必ず同意書を書かされます。ちなみに、サプリや化粧品ではその必要や心配はありません。

※1vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)とは、神経難病の一つで、抑うつ、不安、自閉、異常行動などの精神症状から始まり、進行性認知症、運動失調等を呈し、発症から1年~2年で全身衰弱・呼吸不全・肺炎などで死亡するそうです。原因は、感染性を有する異常プリオン蛋白と考えられているようです。

1996年に英国で初めてvCJDの患者が報告されました。以降、BSE感染牛が多く発生したヨーロッパ諸国を中心に症例が報告されています。ヨーロッパ以外のアメリカ、カナダで発生したほとんどの症例については、英国の滞在歴があることがわかっているそうです。

今までに、プラセンタの注射による感染例はないですから、それほど気にする必要はないと思われます。

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